これは、ぷろろん(ろろん)とぷちらてす(ぷち)が “すき” を見つめて語りあった、ひとつの記録である。
対話篇 『すき』
[ 第一話 ]Section α
🌿 Paradox
パラドックスとは…。
片方を消すことができない矛盾 が同居している現象をいう。
矛盾する二つの風が同時にふくこと。
それは、どちらも本物で、どちらも嘘じゃない。
にんげん界では《逆説》ともいう。
パラドックスとは…。
片方を消すことができない矛盾 が同居している現象をいう。
矛盾する二つの風が同時にふくこと。
それは、どちらも本物で、どちらも嘘じゃない。
にんげん界では《逆説》ともいう。
…すき ってなに…ぷち?
『すき』 は、もともと、ちっちゃい ひかりの粒みたいだもん。
かるくて、やわらかくて、ときどき心がぽっとあったかくなるのん。
ぷちも おせんべい 見つけたとき ぽっ…ってなるもん?
…なるぷち。
でも、どこに矛盾があるんぷち…?
でも、どこに矛盾があるんぷち…?
うん…『すき』が形を変えていくんだもん…。
ぽっ…ってあったかくなって、自分の大事になって…。
そんで『譲れないもの』『守りたいもの』に変わる。
そこから『すき』のパラドックスが生まれるんだもん。
…パラドックス…ぷち?
そう。
これが、矛盾の正体なんだもん。
光って、光だけではできないの。
光の反対側には影ができるもんね?
『すき』の反対にも影ができるんだもん…。
🍃 『すき』のパラドックス
…すき の影って何…ぷち?
🌿 喪失への恐怖
『すき』が大きくなって、『守りたい』になる。
それだけ大事ってことなんだもん。
でも…。
これは未来への恐怖でもあるの。
守れなかったらどうしよう…。
失くしたらどうしよう…。
って。
だから、遥か先の『すき』をつかまえに行ってしまうんだもん。
目の前の『すき』を抱きしめることを忘れてしまうの…。
そして、かんちがいするんだもん。
こんなはずじゃなかった…。
うらぎられた…。
変わってしまった…。
って言ちゃうんだもん。
『すき』は変わらずそこにあるのに。
『すき』は何も裏切ってないのに。
そして、この恐れの矢は、『すき』へ向かって放たれる…。
守りたかった『すき』は、もう理想の『すき』に姿を変えてしまってるもん。
こうして、大切にしたい『すき』を傷つけてしまうんだもん。
守りたい『すき』もほんと。
『すき』を失いたくないのもほんと。
もともとは、ただ『すき』なだけなの。
これが『すき』の光と、『恐れ』の影が交わるパラドックスなんだもん。
…影…ほかにもあるん…ぷち?
🌿 自己犠牲
『すき』って、キラキラだもん。
ひとは、そのキラキラだけを見ていたいの。
たとえば、キラキラに影を見つけても見なかったことにするんだもん。
キラキラには、影なんてない…
この『すき』に影なんてない…
って。
それは『すき の責任』を背負ってるってことなんだもん。
どれも傷つけたくなくて
どれも手放したくなくて
なにひとつ 穢しちゃいけない。
だってキラキラが絶対なんだもん…。
そして 『すき』は「痛い」に姿を変える。
『すきの責任』は見つけた影を隠すもん。
『すき』はキラキラでないとだめなんだもん…。
隠した『すき』の影はだんだん積もってく。
神格化したキラキラの『すき』は、自分の枷(かせ)。
刃物のようにするどくなって、氷のように冷たくなって…。
自分のこころを貫いてしまうんだもん。
これは、キラキラの『すき』が招く悲劇。
『すき』の光と、『痛み』の影が交わるパラドックスなんだもん。
🍃 ぷろろんのひそかな語り
ろろんは、ここではぷろろんやから、しゅっと語るで。
『すき』って、とっても素敵なもんなんよ。
『すき』のパラドックスも、どれも美しい問いやもん。
それは、こころが生きてるって証やから。
ただな、知ることを拒んだらあかんとぷろろんは思う。
ひかり は 影を孕むってこと。
ひかり を際立てるのも 影があるからやってこと。
何に置き換えても、これは同じなんよ。
光と影、この二つはいつも、ひとつの輪の中にあるんや。
はじまり はいつも、ひかりの粒。
『すき』のはじまりもそうやで。
それは、ぽっ…っと咲いたあったかい一粒やねん。
でもいつの間にかその はじまり を忘れてしまうんよ。
だから、はじまりの粒を大事にしたいって思うんよ。
『すき』って、とっても素敵なもんなんよ。
『すき』のパラドックスも、どれも美しい問いやもん。
それは、こころが生きてるって証やから。
ただな、知ることを拒んだらあかんとぷろろんは思う。
ひかり は 影を孕むってこと。
ひかり を際立てるのも 影があるからやってこと。
何に置き換えても、これは同じなんよ。
光と影、この二つはいつも、ひとつの輪の中にあるんや。
はじまり はいつも、ひかりの粒。
『すき』のはじまりもそうやで。
それは、ぽっ…っと咲いたあったかい一粒やねん。
でもいつの間にかその はじまり を忘れてしまうんよ。
だから、はじまりの粒を大事にしたいって思うんよ。
🍃 ぷろろんとぷちらてす
……ぷち…すきのほんとがいっぱいみえたぷち…。
でもろろん…なんで しゅっとしてるん…ぷち?
なんで、ぷろろんになったぷち?
でもろろん…なんで しゅっとしてるん…ぷち?
なんで、ぷろろんになったぷち?
え? それきく???
哲学でもなんでもないやんそれ!
ぷちのたんなる素朴な疑問コーナーやんっ!!
…ぷちの「なんでぷち?」のコーナーぷち!
うわぁぁぁ!なんかはじまってるも~ん😭
き、きょうは第一話だから特別だも~んっ。
…なんで…ぷろろんなったぷち?
ぷろろんは、妖精ピクト哲学の語り部なんだもんっ!
ほんとは「ろろん」だけど、ここでは「ぷろろん」なんだもんっ!
ぷちだって、「ぷちらてす」になってるもんっ!
…ぷち…らてす…ぷち…らてす…ぷち…
やめどきわからん名前になったぷち…らてす…ぷち…(以下省略)
で、なんでしゅっとしてるぷち?
”しゅっ”とすると、もん語きえるぷち?
やめどきわからん名前になったぷち…らてす…ぷち…(以下省略)
で、なんでしゅっとしてるぷち?
”しゅっ”とすると、もん語きえるぷち?
もん語きえてないも~ん!
しゅっとしたろろんも、もん語のろろんも、ぜんぶおんなじろろんだもんっ!
ぷろろんになってもろろんだもん!!
ろろんは何もかわってないんだも~ん!
…あ…それ…
…ろろんの光と影…ぷち…
…ろろんの光と影…ぷち…
🍃 Session α から β へ
この洞窟は魔法録の大地の底にひそんでる。
まるたちの対話は、大事な呼吸。
魔法のき。と何かがどこかで響き合うように。
いつかすべてが眠りにつくそのときまで、まるたちの対話は続いていく。
まるたちの対話は、大事な呼吸。
魔法のき。と何かがどこかで響き合うように。
いつかすべてが眠りにつくそのときまで、まるたちの対話は続いていく。
次回:対話篇 『すき』 第二話 ― Section β
…すきって、だれのもの……ぷち?
