わくわく

ワクワクって、なんやろ?

楽しいとか、おもしろいとか…。
ほんまはそれだけちゃう気がするもん。

その場で「うわ、すごい!」って思うものがある。
それは、その一瞬に期待して生まれる感情。
でも、ほんまに残るものって、そういう瞬発的な楽しさだけじゃないんやもん。

そのときはただ夢中のワクワク。
期待どおりで嬉しいとか、こんなご褒美もらったとか。

でも、あとからふと思い出して、考えることがあるもん。
「あれ?こんな意味あったん…?」って。

最初はわからへん。
でも、時間が経ってから急に気づいてしまうことがある。
前は見えてへんかったものが、あとから見えてくるんよ。

ろろんは、そういうものこそ、ほんとの意味でのワクワクな気がするもん。
たとえば『ONE PIECE』。

最初はゴムゴムがおもしろかったり、冒険にワクワクしたもん。
でも、何年も経ってから気づいたんよ。
この物語の中に、歴史や神話、いろんなものが詰まってるって。
それに気づいたとき、めっちゃワクワクしたもん。

「あの一言って、ここに繋がってたんか」
「あの場面、実はこれのことやったんや!」
「こんなにも深く考えられてたんや!」
って。

そうしてもう一度読み直してみたら、違うワクワクがやってくる。

最初から全部わかるわけじゃないもん。
むしろ、わからんまま進んでいくほうが多いもん。
わかった気になって、まだわかりきれてないって思うもん。

それでも読んでしまう。
その先を知りたくなる。
そして、自分の中に残り続ける。

この「わからなさ」って不親切かもしれん。
でも、それがワクワクやん?
それが膨らんで力になんやるもん。
用意された答えよりもずっと尊い。

それは、「自由」やもん。

わからへんから終われへん。
わからへんから考える。
わからへんから学ぼうとする。

これって、『ONE PIECE』のワクワクなんよ。
元貴まるに、ろろんは、この感覚を重ねてしまう。

聴いて全部わかる、なんてもんじゃないもん。
そして「はい、これが答えです」って渡されるものでもない。

むしろ、聴いたときはうまく言葉にできひん。
感情がぶわぁぁってっ広がって、また戻って、引っかかりながらも何か感じてる。
なんでこんなに引っかかるんやろ。
この曲は何を伝えてるんやろ。
そんなことをずっと考えてしまうもん。

で、あるとき、ふっと意味が立ち上がる。

それって…。
メロディがいいからとか
歌詞がいいからとか
そういうことだけでは起きひん気がするんやもん。

いいのはもちろんやもん。
でも、その奥に、すぐにはほどけへん何かがあるから、ずっと残り続けるものがあるんよ。
そういうものには、だいたい仕掛けがある。

でも、その仕掛けって
「わかった人だけ楽しめます」
「正解が隠れてます」
そんな「謎解きゲーム」みたいなもんではないんよ。

なんていえばいいんやろ?

…宇宙…?

わからんままでも感動する。
意味に気づかなくてもちゃんと心が動く。
ずっと眺めているだけでいい。
意味があっても答えはわからん。
深く知ろうとすれば深くなるし、時間と共に景色が変わる。

つまり、最初に感じるものと、後で気づくものとが、はじめから全部そこに在る。
それこそが、もう宝物やねん。
その場しのぎで思いつくもの。
押し上げられて火がついたもの。
どれだけ輝いたとしても、やがて流れの中に消えていく。
それが「流行はやり」。

それらは、そのもの自体が「点」として光ったってこと。
あとから時代の中にあった「点」の事実が残る。

でも、繋がるものって、時代の「点」では終わらへん。
何年もあとに意味が繋がるんよ。
それは、受け取る側があとから気づく。

流行はやり」のものじゃない意味。
元貴まるの楽曲には最初から変わらない芯があるもん。

その芯を、まるたちはいつ感じるか。

きっと、見えないことにも意味がある。
わからへんまま進むことにも意味がある。

お星さまがきれいって思うことも
昔の人もこの星を見てたんかなって考えることも
地球ってちっちゃいんやなって感じることも
全部、間違ってないもん。

新しい楽曲を聴くワクワク。
その深みを探るワクワク。
元貴まるが、ニヤリ😏しながら差し出すヒントを探すワクワク。
見つけた!って思わず自慢する承認欲求のワクワク。

楽曲が広く知れ渡るように仕掛けられたワクワクがある。
これは、まさにこの時代の波の中で起こすワクワク。

でもな…。

10年先…。
もっと先でもいい。

自分のとっての意味を感じたときのワクワクは、それが比じゃないくらい、自分の胸に突き刺さる。

たとえば、ライラック。
青さの中で知る意味。
青さを失って知る意味。
終わりに知る意味。

そのときにしか知り得ない意味が、ぶわぁぁぁって立ち上がってくる。

これ、未来に仕掛けられたワクワクやと思わん?
ろろん、思うねん。
これって哲学ちゃうん?って。

哲学って、答えを渡されるものじゃないもん。

愛ってなんなんやろ。
死ぬってどういうことなんやろ。

何百年も前から問い続けられてるのに、いまだに答えは出てへん。
でも…。
人は考えることをやめへんもん。
答えがないからこそ、考える。
答えがないからこそ、学びが続くねん。

これ、ワクワクも同じやん?
こういう話って難しい。
意味なんか考えず「そのまま受け取ればいい」っていう人もおる。

でも「そのまま」ってなんやろ?

ひとって、何かを受け取った瞬間に、もう何か感じてるもん。
それってもう、その人の中で動き始めてるってことやと思うもん。

知識も、夢も、環境も違うひとたち。
おなじ「そのまま」なんてないんやもん。
誰かが生み出したものは必ず作者の意図がある。
音楽も、絵画も。

作者の意図を知ることはその作品を知ることでもある。
それは、作品に対する愛なんよ。
でも、作品を知ろうとすることと、正解を探すことは違う。

大事なんは「正解」じゃなくて「感じたかどうか」やもん。

芸術ってな、作った人の手の中で完成するものじゃない。
どこでどう育つかは、もう誰にも決められへん。
そういう世界に放たれて、息づいていくもんやもん。

元貴まるは、数式を投げてるわけやない。
解釈はいくらでもある。
それが、それぞれの中であとから意味になる。

その広がりが、ワクワクの正体なんよ。
いま。
最終章を旅する『ONE PIECE』
やがてこの物語は終わってしまう。

終わりって寂しいやん。
でも、自分が終わらせる立場やとしたら、どう思う?

目的を持って、意志を持って、続けてきたことが終わりを迎えるとき。

しかも、自分だけの物語ちゃうもん。
世に放たれた、壮大な物語の終わりやもん。
『ONE PIECE』の作者もきっといろいろ考えると思うもん。

きっと…。

それが「あなた」であっても。
『生まれたんなら何かを残したい』
『終わりが来たらなんて言おう』

元貴まるが見ているもの。
それは、いつか来る「終わり」なんやと思う。

物語は終わる。
いつかは、何もかもが終わる。

これは限りある寿命を抱えて生きるにんげんの宿命やもん。

だからこそ…。

元貴まるは、終わることのないワクワクを残してる。
…いや、探し続けてるのかもしれん。


大丈夫やもん。
まるたちは、元貴まるが差し出したワクワクを手にしてる。

受け取ったその先で、また意味が生まれるから。
受け取るたびに、また新しく始まるから。
ワクワクは、終わらへん。


わくわく🍃


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