On January 12, the release of 『lulu.』🍃

【天国】に隠されたもの~水面にうつる《僕》の影

魔法録の妖精がミセスの作品『天国』に寄り添い紡いだ物語。
これは、単なる歌詞の考察ではなく、作品を深く掘り下げ、その背景や思想、そして世界観までを含めて体系的に分析・研究した「作品論」です🍃
ろろんが「天国」をはじめて聴いたのは映画のエンドロールだったもん。
そこでは映画の後に流れた曲の世界が、なぜかぽつんと浮かんでいるように感じたんだもん。

でも突然「天国」の輪郭がぷわぁぁぁぁぁって!!
このあふれてきた物語を、今日はそっと水面に置きにきたんだもん。

ろんがほどいた『天国』の輪郭


この曲には、見えない何かが隠れてるもん。
どうしても、核心だけがぽつんと浮いてしまう違和感があったのだもん…。

ろろんはずっとこの違和感の中に『天国』を探してたの。
まさか、この 違和感 こそが『天国』だったんだなんて!!

空から舞い降りた1枚の葉っぱがそっと『天国』を撫でていった。
ろろん、ハッとしたんだもんっ!

『天国』の中には何もない。
まさに、虚無の世界だったもん。
元貴まるが「どうぞ召し上がれ」ってしるした『天国』の器は からっぽ だった。
なのに、まるで ”何か” が盛り付けられてるみたいに差し出してる。

ろろん、声にならないこわさで葉っぱがぶるぶる震えてた。

そこには、生きるための「ひとくち」が、とんでもないかたち で隠されてたもん。
そのことに、ろろん…気づいちゃったんだもん。

ねられた問い


映画『#真相をお話しします』の最後のことば、覚えてるもん?

「さあ、選べ。」

この委ねられた問いに、観客は試さたんだもんね。
その主題歌『天国』も、同じように委ねられてるもん。
何を選ぶのか、何に気づくのか。

まるたちは、元貴まる に試されてるんだもん。

ろろんは、『天国』に隠された正体に気づいてしまったかもしれないんだもん。
その正体と、そこからの選択をここに記録するもん。
これは魔法録でうまれた ふしぎなふしぎな物語。
この物語を旅するかどうかは、ろろんも、ここを訪れた風に委ねることにするもん。

国 に隠されたパズル


『天国』に記されたことばは、小さな断片でしかなかった。
それはまるで小さな絵を組み立ててできるパズルみたいだったもん。

ろろんは、描かれた小さな断片を、ひとつひとつあるべき場所へ並べたもん。
そんなパズルのピースを全部ここに並べるもん!


『天国』で描かれているのは《僕だけの世界》。
こころの内側で繰り広げられる物語の背景があったもん。

登場人物はぜんぶ《僕》。
いろんな《僕》がいるけど、視点はすべて《今の僕》だもん。
《今の僕》は《昔の僕》のひかりを見てた。
《昔の僕》は無垢で真っ白で、《今の僕》には手が届かない、遠い憧れのひかりだったの。

《今の僕》は《昔の僕》の白さに憧れていた。
でも《昔の僕》はその白さに気づいてはいなかったと思うの。
無垢で純粋で、きっと気づく必要もないくらい ”白” 以外を知らなかったから。

《今の僕》=気づいているのに手が届かない ”白”。
《昔の僕》=手にしていたのに気づいていない ”白”。

この ”白さ” がまっすぐ繋がっていたら、きっと《今の僕》は「誰かを恨むことなんて知らないですんだ」んだもん。

でも、”誰か” のせいで、恨むことを知ってしまったの。

それは…。
《昔の僕》の ”白さ” を《穢してしまった僕》。
《昔の僕》と《今の僕》の間には《穢してしまった僕》の存在があったんだもん。

《今の僕》
《穢してしまった僕》
《昔の僕》

これが、『天国』の核。
『天国』は、ひとりの《僕》だけでできた難解なパズルなんだもん。

”元貴まる” という内なる《僕》、《僕》の中にある人間の白さと穢れ、醜さを描いた矛盾だらけのからっぽの世界。

そんな難解なパズル簡単に解けるわけないもーん😭

でもヒントはあちこちに放たれてる。
例えば…。
『天国』のカバーアートが、ジグソーパズルだったのも、3枚のカバーアートが用意されたのも、その世界を象徴しているみたいに思えるんだもん。

『天国』が特別なナニカ であったのは、明らかもん。

それに…。
インタビューでは「定点カメラから」って表現をつかったもん。
そして「ミセスなら」ってこの主題歌を受けたって言ってたもん。
ミセスじゃなきゃダメだったの。

元貴まる にとって『天国』はミセスでなければ成立しないピースだったんだもんっ!

詞のパズル


ろろんは、ワクワクとは違う重力のような重みを感じていたもん。
歌詞のピースを嵌め込むたびに、核心に追従するみたいに 死の匂い が漂ってくる。
それは、とてもふしぎな色だったもん。

《今の僕》の「夜は永い」。
そんな夜、あるもんね。

《今の僕》は長い長い夜を経て「永い」夜まで沈んでしまってる。
きっとそこで、開けなくてもいい 引き出し を開けちゃってる。

《今の僕》は ”白さ” へのあこがれを「捨てきれない」。
そんな自分を「見苦しいね」って思っちゃうんだもん。

「もしも」ってことばで叶わない願いがこぼれる《今の僕》。
「朝日に心動いてる」のは、朝の日差しの眩しい "白さ" がきっと《昔の僕》に重なるからなんだもん。

でも…。

「この期に及んで 尚」心を動かす ”朝日” の本当の姿は、すべてを焼き尽くすほどの業火の源。
近づいてはいけない、触れてはいけない、禁断の光(=太陽) だもん。
遠い遠い古代の物語を、ろろんはここに感じたもん。
近づいてはいけない禁断の光。
もしもこの光を「抱きしめてしまったら」業火に焼かれて消滅してしまう。

《今の僕》は、なんだかそれを知ってる気がするもん。
だって 元貴まる …だもん…。

あぁぁぁぁ!!
「この期」とか「最期」って…。
ほんとは ”死” じゃなくて ”生” じゃないとだめだもんっ!
だって、死を匂わすギリギリの描写は、今生きていることの証明っ!

《今の僕》は踏み切れない「この期」に立ち尽くしたままだもん。
「もう最期」になることをためらって「抱きしめ」られずに、いるんだもん。

でも、なんでなんだもん?
ここに感じる大きな揺らぎ。

生きているにも関わらず 《今の僕》は ”終わり” を見てるもん。
「もうすぐ 其方 (そちら) へ逝くからね」って…。
それはいったい、 何方 (どちら) なんだもん…?

この終わりはまぎれもない《今の僕》の終わり。
《今の僕》の《僕》ではなく《今》のほうっ!
《今》という時間の終わりなんだもんっ!

"今" が "過去" になるその瞬間。
その時、確実に《今の僕》は消えてしまうんだもん…。

…😭

りと覚悟


《今の僕》にしかない《今》という時間。
これは《今の僕》から《今》を奪おうとする時間への抗いなんだもん。

"今" が ”過去” になる恐怖を抱えて《今の僕》は問いかけるの。
「どうすればいい?」って。

《今の僕》が抱える恐怖って…なんだかわかるもん?
ろろんは、これしかないと思うもん。

《今の僕》が過去になる=《穢してしまった僕》の一部として吸収される。
だから「醜悪な汚染の一部」になっちゃうって足掻いてるんだもん。

《今の僕》の視点。
そこには《昔の僕》と《穢してしまった僕》がいる。
《昔の僕》になれない《今の僕》は、《穢してしまった僕》にしかなれない。
《今の僕》の視点だからこそ、それがわかっちゃうんだもん。

でもね、《今の僕》は、ほんとは "白さ" を願ってるんだもん。
この願いはなかったことにされちゃうもん?😭

イヤだもん…。
抗うもん😭
破綻した問いだってわかってても「どうすればいい?をどうすればいい?」って、ぐしゃぐしゃの心が叫んでる。
だってもう、叫ぶしかできないもん😭

そして唯一の現実描写。
「家に帰ってキスしよう」って。
この闇を終わらせたいぐちゃぐちゃが現実に飛び出しちゃったんだもん。
もう制御しきれない 心の電源をぶちっと…。

…切ったつもりだったけど、それで電源が切れることはなかった。
だって、現実ほど時の流れに抗えない場所はないんだもん…。
《今の僕》は、ほんとは抗えないことだって知ってる。
どんなに抗っても、結局は次に訪れる《今の僕》に祈りを届けることしかできないもん。
ただ、その瞬間が怖くて抗ってしまうんだもん。

ここで《今の僕》をそっと送り出す 祈りのしるし が置かれた。
それは、来るべき "時(とき)" を迎える覚悟の支度。

ろろん、何回だっていうもんっ!
《今の僕》は白さを失ってしまったわけじゃないもんっ。
真っ黒になったわけじゃないんだもんっ。
白さを願って、白さと手を繋ぎたかったんだもんっ。
ただ、《穢してしまった僕》のせいで、手を繋げなくて泣いてるんだもんっ。
ろろんは、ちゃんと知ってるもんっ😭!!

でも、ろろんの声は 《僕だけの世界》に届かないんだもん…。

《僕だけの世界》で《今の僕》は願ったの。
たとえ《穢してしまった僕》の一部になって「蛆が涌いても」、白さを抱いてた「香りはしてる」はずなんだ。それに気づいてほしいんだ…って。

「お花を摘んで 手と手を合わせて」《今》の最期を託した所作。
《今の僕》が終わる 覚悟 のピースだったんもん。

詞に潜む表層


《今》の最期を託した所作は "今を葬る祈りの儀式"。
《今の僕》はこうして祈りを繰り返してると思うもん。

たとえ《今の僕》を送り出しても、また新たな僕が《今の僕》として現れる。
そして、真っ白で無垢で穢れのない「天使の笑い声」=《昔の僕》に延々と「生かされ」続けてるんだもん。
救われたわけじゃないのに、終わらせてもらえない。
《今の僕》は、”生かされてる” もん!!

"生" を抱えたまま、次の《今の僕》に受け渡されてるんだもん!!

『天国』の中にある死の気配。
それは、憧れと葛藤、訪れる延々 繰り返される恐怖なんだもん。

『天国』の中に潜む、繰り返される恐怖。
それは歌詞のことばに隠れてる。
「あぁ また お花を摘んで」
「あぁ また」って何回も同じこと繰り返す時に漏れる言葉だもん。
「今日も 生かされている」
「今日も」って、「も」って言ってるもん。

これはね。"今を葬る祈りの儀式"が繰り返されてるってことなんだもん。
ろろんは隠された ”反復のしるし” だと思うもん。

止まない時間が、《今の僕》を何度もこの儀式に立たせてる。
終わらせたはずの祈りが届かないんだもん。

そこに重なるようにふしぎな一節。
「もうすぐ此方へ来る頃ね」って…
まるで《穢してしまった僕》が《今の僕》を手招きしてるような…。
ろろんは、そんな気配がしてならないんだもん。

この繰り返しが《今の僕》の時間を、逃げ場のない"延々の恐怖"にしてる。
祈っても、抗っても、《今の僕》は繰り返す。
それが『天国』の中に漂う 死 の気配。

こうして《今の僕》は次へ受け渡されている。
「汚染の一部」となって積もっていく《今の僕》は、願うんだもん。
この葛藤の "生” を知ることになる次なる《今の僕》に。

《穢してしまった僕》の一部として「腐ってしまうこの身」だけど、憧れていた白さがあった。
きれいな部分だけでいいから「飾ってください」。
どうか「忘れないで」
って…。

そして、叶わない思いを白い日差し向かって託すの。
「あの頃のままの君」=《昔の僕》に。

もし、時(とき)をやり直すことができたなら《穢してしまった僕》を介さない。
「今度はちゃんと」この手を直接つないで、《昔の僕》のまま《今の僕》になる!
って…。

そんな祈りと覚悟が、この『天国』のなかに刻まれている。

これが『天国』の歌詞をほどいて見えた、ろろんの物語。

でも、違ったのは、ここが終わりではなかったこと。
ここでほどいたろろんの物語は 表層。
完成したパズルから、祈りと覚悟の一枚の絵画が見えた。

ただ、この絵画に描かれていた世界は、もっと深い場所を指していた。
その世界を…見てしまったろろんは、今、ここを動けずにいるんだもん…。

層への境界


記憶の紙芝居 しってるもん?
にんげんは 走馬灯 っていうみたい。
走馬灯 ってね、過去の記憶の高速再生なんだもん。
これって、幸せな思い出の回想って思われてるけど、ほんとはそうじゃないもん。

走馬灯は "自分の一番大事にしているものがなんだったか" を知る瞬間。
つまり「自分の中の核」の再生なのだもん。
いいことばっかりじゃないし、しあわせじゃないことかもしれない。
自分のほんとって、自分でもなかなかわかんないけど、それが最期の瞬間にわかるって、にんげんってふしぎなんだもん。

『天国』のMVで記憶のコマが映る場面があるもん。
若井まると涼ちゃんまるの断片が浮かび上がって気づいた人はいると思うもん。
でも、それだけじゃない。
すべての断片を見たろろんは、息が止まりそうだったもん。
手を繋ぐ描写、繋がりの描写、いのちの描写、突き刺さるように映し出されたほんの一瞬の連続…。
荒れた大地、炎、叫び、逃亡、破壊、そして祈り…。
中でも、ろろんが一番息をのんだのは、何もない断片がかくされていたこと。
白一色の無機質な断片が、ひときわ重たく『天国』のミュージックビデオの中に確かに潜んでるもん。


『天国』の歌詞、カバーアート、そしてミュージックビデオ。
天国をめぐるすべてのものが、『天国』へ誘うピースとして存在してる。

そして、もう あの【夜明け】 の足音がきこえてるんだもん…。


ここから一気に深層に進むことになるもん。

深層はとても深くて危ない場所。
ろろんと一緒に深層をのぞく覚悟…あるもん?




   
【ぷちの観察日記】
魔法録のURLが、まるたちの知らないXアカウントのプロフィールに記載されているみたいぷち…。
魔法録のアカウントは @rolon_pichi だけぷち。
ほかは魔法録とは関係ないぷち。ぷち、しらんぷち。
あやしい風に、気をつけてぷち。(ぷちより)
    🍃 これまでの観察日記は妖精のあしあとにあるぷち。


まる
ふしぎの水面のほとり にもどる?
また来るときも、そぉっとね。
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