『[キービジュアル]ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~』
一枚の作品が語りかけるもの。
ビジュアルの中に残された小さな手がかりを拾い集めながら、妖精はそこに広がる景色を見つめました。
これは魔法録の裏表紙に綴られた、ひとつの作品論です。
一枚の作品が語りかけるもの。
ビジュアルの中に残された小さな手がかりを拾い集めながら、妖精はそこに広がる景色を見つめました。
これは魔法録の裏表紙に綴られた、ひとつの作品論です。
≪ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜≫
— Mrs. GREEN APPLE (@AORINGOHUZIN) March 19, 2026
キービジュアルを公開!
📱特設サイトhttps://t.co/0FWonWQqcQ#MrsGREENAPPLE#ゼンジン未到とイミュータブル pic.twitter.com/lCHX7WFR0S
再会の景色
イ/ミュータブルのキービジュアル公開はあの日との再会だったもん。
ろろん、叫んだもん。
うわぁぁぁ!!!
おるやん!!!
天使おるやん!!!
しかも…。
顔おる。
ロゴの弓もおる。
落書きおる。
波おる。
全部おるやん!!!
Zepp Tour 2022、ゼンジン未到とリライアンスのツアービジュアル。
あの景色にまた会えた気がしたんだもん。
でもね、ちょぴっと違うの。
そんな時間の旅の景色を記録するもん。
古い本の匂い
あの時も思ってたもん。
ろろんが立ち止まったのは、描き方やもん。
じぃーーーーー👀
あったもん。
また細い線。
昔々の航海記録、聖書の挿絵、植物図鑑。
線で記録された時代の絵やもん。
光も影も、世界も、残すために刻まれた線。
線の密度で明暗が描かれてたもん。
一本一本の細い線が彫られて、未来にカタチが残されたんやもん。
天国の歌詞の作品論にあった、ドレさんの絵、覚えてるもん?
あの、楽園追放の挿絵のように、残された「記録」を見てる感じがするもん。
このキービジュアルに描かれたそんな古い匂い。
やっぱり、気になるもん。
物語を見つけにいくもん。
天使と宇宙飛行士
ろろんの葉っぱがふるふるしたもん。
古い匂いのする技法で描かれたものたちの存在。
ろろんには見えてしまったんだもん。
天使と宇宙飛行士。
なんでこの2人は一緒におるん?
ふつう出会わへんやん!!
天使は神話で祈りの世界におる。
でも、宇宙飛行士は人類がたどり着いた最前線の科学やもん。
時代も世界も違う2人やもん。
でもな。
共通点があったもん。
昔の人は、天を見上げて天使を描いたんよ。
今の人は、空を見上げて宇宙を描く。
見上げる先は違うけど、これ、人々がずっと見上げてきた夢や憧れのカタチやと思うもん。
神話の時代も、宇宙の時代も、人は手の届かない世界を見上げるもん。
そこは人があこがれ続ける場所…。
それって…。
『ゼンジン未到』の世界やもん。
そしてツバメがおった。
え?
なんでツバメなん?
天使はわかる。
宇宙飛行士も分かる。
どっちも空の向こう側にいる存在やもん。
ツバメって人々のそばに…。
あ。
ツバメって、過去と未来の間にある『今』かもしれん。
ツバメは春を運んでくるもん。
旅をして、帰ってくる。
神話と未来とツバメ…。
…って!!!!
うわぁぁぁ、待ってやもん!!!
リンゴやリンゴ!!!
ツバメがリンゴくわえてるもん!!!
三羽のツバメ
ツバメが三羽おる。
その一羽がリンゴをくわえてるもん。
なんでやもん!?
なんで一羽だけやもん!?
リンゴを見たら、もれなくミセスが浮かぶもん。
だから、これはただの果実なんかじゃない。
この物語の中で、一番意味を持っておかしくないものやもん。
でも、光を放つわけでもなく、飾られてるわけでもない。
ツバメにくわえられとるんやもん。
…これ、運ばれてる?
どこかへ運ばれてる途中なんやもん。
まだ届いてない。
…未到。
ゼンジン未到なんだもん!!
ろろん、急にふるふるが激しくなったもん。
もしリンゴがミセスそのものなら、ツバメはそれを運ぶ役目を持ってることになる。
このツバメは、たまたま居合わせたんじゃないもん。
何か大切なものを届けようとしてる、意味のあるツバメやもん。
ツバメは三羽おるもん。
なんで、わざわざ三羽おるん?
もしリンゴを運ばせたいだけなら、一羽でええんやもん。
まって。
このツバメがミセスやとしたら…。
そう思った瞬間、一気に景色が現れたもん。
リンゴを持つ一羽。
そのそばで一緒に飛ぶ二羽。
ツバメは三羽で旅をしてるんだもん。
三羽で同じ空を、同じ憧れを旅してるんだもん。
リンゴを持ってるツバメが特別じゃなくて、三羽で飛んでることが特別なんやもん!
一羽だけが辿り着く場所やなくて、ずっとそばで一緒に…。
だからろろんには、リンゴを運ぶ一羽のそばを飛び続ける二羽が急に大事に見えてきた。
ミセスっぽいもん。
あのリンゴは、ツバメたちの特別な果実。
あの木から生まれた音の実かもしれん。
大切な実を運んでる。
でも、目的はそこじゃないかもしれんもん。
一緒にリンゴを運ぶこの旅が、きっとツバメたちの一番大切なんやと思えるんやもん。
描かれた共通点
天使と宇宙飛行士、そして三羽のツバメ。
これには、ちゃんと共通点があったもん。
それは…。
誰もが、現実の地上にはいないってこと。
背景にある「うねうね」は時代の年輪のようなものやと思うんよ。
それは地図みたいで、音波みたいで、時空みたいで。
そんなうねりの中に浮かんでる不思議世界。
そしてもう一つ。
「届ける者たち」ってことやもん。
天使は祈りを。
宇宙飛行士は離れて知ったこの星の尊さを。
そして、描かれたツバメは、リンゴを…。
大切を届ける者たちなんだもん。
オレンジの色彩
とっても鮮やかなオレンジがテーマカラーに置かれたもん。
「日本を元気に」
そんなコンセプトで広がったキリングッドエールもオレンジで、ミセスとの関わりも感じられる。
でも、ろろんはこのオレンジにもうひとつ別の物語を感じてるもん。
太陽。
希望。
生命力。
エネルギーを感じる鮮やかなオレンジ。
ろろんは、ひとつの花の名前が浮かんだもん。
「マリーゴールド」って知ってるもん?
太陽みたいな花。
「黄金の花」とも呼ばれるもん。
この花、実はすごく古い物語を持ってる。
遠い海の向こうのメキシコ。
コロンブスがまだ新大陸を知らなかった頃から、人々に大切にされてきた花。
祈りのそばにいつもあって、記憶と一緒に残してきたんやもん。
この花びらは、想いを導く道しるべにもなってるもん。
何百年も何千年もずっと、人から人に受け継がれてきた太陽の色。
ろろんは、この花を見るたびに思うもん。
鮮やかなオレンジって、ただ元気な色だけじゃなくて…。
願いを託して、未来へ届けて、誰かの歩く道を照らしてきた色なんやもんって。
これって…。
さっき記した「届ける者たち」と、想いが似てる気がするもん。
落書きの正体
このキービジュアルにはいくつもの層がある。
その層は奥行を持ってる。
でも、その層の中で、止まってるものは何もない。
全部が動いてるんやもん。
その奥行の一番手前に落書きがあるもん。
ろろんは、その落書きがどうしても気になってしまうんやもん。
ハート。
宇宙飛行士の顔。
あとから描き足したみたいに見えるわくわくの緑の線。
うわぁ…。
なんでやろ。
ずっと考えてたもん。
昔の記録みたいな世界。
何百年も前から残っていそうな世界。
そこへ突然現れる、今を感じるはしゃいだ線。
まるで完成した物語に誰かが手を伸ばして
「まだ終わってへんもん🍃」
っておちゃめに描き足したみたい。
これ、ミセスやもん。
歴史の上に新しい音を重ねる。
積み重なった時間の上に、「いま」が描き足されてる。
ろろんにはその線が、ミセスそのものにみえるんやもん。
旅の記録
ろろんは、ミセスとの旅のことを考えてたもん。
そして、ゼンジンの空を見上げてみた。
天使も旅してる。
宇宙飛行士も旅してる。
ツバメも旅してる。
そしてリンゴも旅してる。
みんな、どこかへ向かってる途中なんやもん。
まだ終わってへん。
『未到』が続いていく。
その長い旅の中で、変わらず受け渡されてきたものがある。
それは「いま」なんちゃうかなって。
ツバメは「いま」を運んでるんやもん。
ツバメがくわえたあのちっちゃいリンゴ。
あそこに、ミセスの核、詰まってるんちゃうもん?
時代を巻き込んで、変わらないものを届ける旅をしてるんやもん。
未来の誰かに届いていくように。
ゼンジン未到とイ/ミュータブル。
そこは最後のページと次のページを繋ぐ場所。
進み続けても失われへんもの。
ろろんは、それがミセスの中にずっとある「わくわく」なんちゃうかなって思うもん。
だって、このキービジュアルには不思議がいっぱい詰まってる。
落書きみたいに残されたポップな緑の線。
ずっと新しい不思議を見つけながら、わくわくを散りばめる。
次のページをめくるまえに、残すしるしは足跡やもん。
変わり続けることを楽しみながら…。
あ。
そのわくわく、何も変わってないもん🤭
あのリンゴ、どこまで運ばれていくんだもん?
ツバメは、どんな景色を見るんだもん?
宇宙飛行士は、これまでの旅の途中にも、ちゃんといたもん。
秘密の記録を織り交ぜてゼンジンの旅はつづいてる。
それは、まだ誰も知らない『未到』の景色。
わからへんわくわくの景色の記録。
2026年7月5日
ゼンジン未到とイ/ミュータブル~間奏編~
FINALはもうすぐもん🍃
ろろんは、その日の空をちゃんと瓶詰するんだもん🍃